宮古島を知る
宮古島市は、沖縄本島の南西およそ300㎞の場所にある離島です。宮古島を主島に、大神島、池間島、伊良部島、下地島、来間島の6つの島から成り、年平均気温23度と温暖な気候です。宮古島の観光の魅力は、なんといっても透明度が高く、碧く美しい「宮古ブルー」と称えられる海です。他にも、日本最大のサンゴ礁群である「八重干瀬」や、史跡名勝として天然記念物に指定され、ダイビングスポットとしても人気の「通り池」、通行無料の橋としては日本最大の長さで、ドライブに適した「伊良部大橋」など、多くの観光スポットを有しています。
宮古島について
宮古列島は大小8つの有人島(宮古島、池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島、多良間島、水納島)からなり、宮古島が最も大きく、列島の中心をなしています。 宮古島の総面積は約160㎢で東京23区の1/4ほどの大きさです。宮古島地方は、高温多湿な亜熱帯海洋性気候に属し冬も比較的暖かく、夏は海から吹く風が炎暑を和らげてくれます。年平均気温の平均値は摂氏23度、年平均湿度は80%であり、年間を通して温暖な気候に恵まれています。宮古島の魅力は、「宮古ブルー」と評される透明度が高く青い海です。理由は2つあり、1つは宮古島は珊瑚礁が長い年月をかけ海面から隆起してできた比較的平らな島で川が流れておらず、大雨や台風がきても大量の土砂や濁流が海に流れ込む事がないためです。もう1つは宮古島を囲むたくさんの珊瑚が光合成を行い、海の二酸化炭素を吸収し、酸素とミネラルを排出し海の中が常に浄化されているためです。このような素晴らしい環境を守り続けるため、「エコアイランド宮古島」を行政×市民×企業で掲げSDGsにも島全体で積極的に取り組んでいます。そんな取り組みの一つを別記事にてご紹介していますのでご覧ください。
私たちがお勧めするみゃーく(宮古島)スポット
前浜ビーチ
東洋一の美しさとも称えられたことがある、宮古島で一番有名なビーチです。数々のガイドブックやランキングで日本のベストビーチに選ばれるその理由は、透明度の高い宮古ブルーの海ときめ細かなパウダーサンドの砂浜。約7キロメートル続く真っ白な砂浜と、宮古ブルーのコントラストは、いつまでも見ていたい美しさです。「与那覇前浜ビーチ」に来るだけでも、宮古島を訪れる価値があると言っても過言ではありません。
八重干瀬
池間島の北に位置する「八重干瀬(やびじ)」は、日本一大きなサンゴ礁群です。周囲は約25キロメートルにも及び、大きいものから小さいものまで100以上のサンゴ礁からできています。宮古島からはボートツアーで30分ほどで行くことができ、途中の「宮古ブルー」に囲まれた景色も見もの。広い「八重干瀬」の中は、行く場所によって全く違う海の世界を見られるのが魅力。美しいサンゴ礁と、そこを優雅に泳ぐさまざまな魚や海の生き物に出会えます。
伊良部大橋
2015年1月31日に開通した、宮古島と伊良部島を結ぶ橋。無料で通行できる橋としては日本一の長さを誇ります。橋の長さは3,540mであり、この長さを語呂で「サンゴノシマ(珊瑚の島)」で表すことができ、宮古島が豊かな珊瑚礁に囲まれた環境であることを示しています。宮古島ブルーの空と海を一直線で貫くこの橋は爽快なドライブスポット。橋の中間には駐車スペースが設置され、車を停めてどこまでも青い景色を写真や映像に収めることができる「映えスポット」としても人気を集めています。
インギャー(イムギャー)マリンガーデン
宮古島南部、シギラセブンマイルズリゾートのホテルの一つ「アラマンダインギャーコーラルヴィレッジ」のすぐ近くにある複雑な自然の入江の地形を利用した海浜公園です。穏やかなエメラルドグリーンの内海と、青々と繁る緑が自然の造形を彩るユニークな公園で、シュノーケリングスポットとしても人気の名所。内海は湖のように静かなので、子ども連れでも安心して楽しめます。30メートルほどの岩山の頂上には、360°の大パノラマで絶景を楽しめる展望台があり、高台から見渡せば、宮古ブルーに囲まれた複雑な地形が、まるで美しい箱庭のように見えます。
竜宮城展望台
来間島にあり、宮古島の中でも大人気の絶景スポットとして人気があります。竜宮城と言えば海の中ですが、「竜宮城展望台」は3階建ての高台から宮古ブルーを見渡すことができ、展望台の建物もどこか竜宮城を思わせます。展望台に登ると、東洋一の美しさと言われる「与那覇前浜ビーチ」と来間大橋を望むことができます。エメラルドグリーンの海と青々とした鮮やかな緑のグラデーションは、いつまでも見ていたくなるような絶景!特に、展望台にある小窓から覗く風景はため息が出るほど美しく、SNS映えを狙いたいときはマストスポットです。
シギラビーチ
シギラビーチはシギラセブンマイルズリゾート内にあり、宮古島に2つだけある公認海水浴場のうちの1つです。SNS映えするビーチとして、リゾートのゲストだけでなく、島民の方やたくさんの観光客が訪れます。ビーチハウスやシャワーなど各種サービス施設がそろっており、営業時間はリゾートスタッフのライフセーバーも常駐しているため安全に海水浴やマリンアクティビティが楽しめます。またウミガメとの遭遇率の高いスポットとしても有名です。
ここだけ!? 宮古島ならでは
理想通貨
「宮古島でいいコトをした人に、ちょっといいコトで返せないか」。宮古島市が発行した宮古島でのみ使用できる「理想通貨」は、本来のお金にはない価値、気持ちの対価、人と人との気持ちをつなぐことを目的とした通貨として、2019年にはグッドデザイン賞を受賞しました。通貨といってもコインのようなものではありません。紙幣タイプで4種類あり、宮古島を代表する植物、鳥、魚、無形文化遺産をモチーフにしています。理想通貨はビーチクリーンやエコアイランドに関わるイベントに参加すると得られ、宮古島の理想通貨協賛の店舗で使用することができます。理想通貨が宮古島中を循環しているということは、誰かがどこかで島を想う活動をしている……ということにもなるのです。
地下ダム
宮古島は平らな島で山がなく、ダムを作り水を溜め込むことができないため、昔から干ばつに悩まされてきました。そこで考案されたのが、この地下ダムです。地面にしみ込んだ雨水は地下水となります。それを海に流出させないように一定の地域の地面をコンクリートで囲み、地下水の流れをせき止め地下に水を貯める施設を作り上げました。これにより安定的な農業用水や生活に欠かせない水の供給を宮古島は実現しています。宮古島の地下ダムは世界最大といわれ、ダムの面積は山手線内側1周分ほどと言われます。
宮古島まもるくん
宮古列島の道路などに設置されている警察官型人形です。列島内に20体設置されており、全員が兄弟です(宮古島のどこかに妹が1人いるとのこと)。誕生日は平成3年(1991年)8月5日で、語呂でミ・ヤ・コと覚えやすいのが特徴。近年のキモカワブームで人気を博しているようです。時には台風で飛ばされ行方不明になったり、自動車事故で入院することもありましたが、事故の際は当時の市長がお見舞いに訪れるなど皆から愛される「非公認キャラクター」として今日も宮古島の安全を見守り続けています。